湯の峰温泉の温泉街中央に、薬王山東光寺という天台宗の寺がある。本尊は、薬師如来坐像(毎年一月八日の「初薬師」以外は拝観不可)。左胸にあいた穴より、かつて温泉が湧出していたと伝えられ、「湯胸薬師」とよび親しまれている仏である。湯の峰の地名は、この湯胸が転誂したものとも言われる。この本尊、大きな岩石に薬師如来の姿を浮き彫りにしたようにも見えるが、じつは石でできているわけではない。温泉の湧出により、源泉
わが国の温泉文化を語るうえでの記念碑的存在... の続きを読む
旅行の際、ツアーとなると団体行動になります。せっかくなら楽しみたいですがので、ルールを守ることは大切です。当たり前ですが、誰かが乱すと全体に迷惑がかかります。迷惑がかかるような行為が続くと、必然的に雰囲気も悪くなります。せっかくの旅行が台無しになってしまうことにもなりかねません。私が以前参加したツアーで、団体行動を乱す人がいました。自分の嫌なところに行くときは怒った顔でめんどうくさそう。自分の好き
ツアーだからこそルールを守りたい... の続きを読む
湯治場に、熊野の神が迎えられて神社が建立されるのも、ある意味必然的な成り行きであったと考えてよかろう。今神温泉(旧名は今熊野鉱泉)も、その名は近くに鎮座する今熊野神社に由来し、入浴中に唱える念仏も、浴室内に祀られる熊野神への信仰、本宮は阿弥陀如来の垂泣とする思想にもとづくものである。今神温泉も、かつてはハンセン病など難病患者の湯治場として知られていた。温泉地には、ほかにもさまざまな神々が祀られてい
神々を探しに温泉街へ足を運んでいただきたい... の続きを読む
「お宅のお風呂は毎日お湯を抜いて掃除していますか」と聞いてみるのも宿選びの大切なポイントになるのではないだろうか。「お湯を抜く」というところがミソである。これが確かめられたなら、きっと良い温泉に出会えることと思う。良い温泉は、必ず清掃にも心がこもっているはずである。そして、そのような温泉の経営者は温泉を愛している。温泉を愛している経営者の宿は、必ずや癒しの湯、雰囲気を提供してくれるはずだ。温泉を単
温泉が塩素にまみれることに問題意識が感じられない... の続きを読む
大分に家族旅行に行ったのですが、なかなか有意義な時間となりました。何か特別なアミューズメントパークがあるわけでもないので、期待していたわけではなかったのですが、水族館もとてもよかったし、温泉も2か所行きましたが、家族風呂で入れたので、楽しい時間を過ごせました。さる山でバックを持っていかれそうになった時は驚きましたが、あれも今思えば楽しいハプニングでした。自家用車で行ったのですが、子供もぐずることな
大分に家族旅行に行きました... の続きを読む
翌日の航海日には、スポーツマッサージへ行ってみる。なかなか上手だった。船長インタビューで船長に会った。去年の神戸の講演会でご一緒したので、ざっくばらんに客船の船長としての大変さを聞くことができた。船長から、「にっぽん丸」がアラスカへ行ったときのデジカメ画像を見せてもらう。去年、私もアラスカクルーズへ行ったので、氷河の話で盛り上がった。夜は、船内の夏祭りで盆踊りをやったり、夜店が出たりで、大騒ぎとな
安心して行ける夏にはぴったりのクルーズ... の続きを読む
クルーズでのダンスは、なにも社交ダンスだけではない。ラインダンスというのもある。あの日劇ミュージックホールのラインダンスではなく、いわばカントリーミュージックに合わせたアメリカ版盆踊りである。長いクルーズでは教室が開かれ、ことあるごとに、乗客によるラインダンスの披露がある。独特の「イーハアー」のかけ声で踊るのだ。まさしく「あ〜よいしょ」とか「さのよいよい」という具合だ。今年行ってきたばかりの小笠原
気軽に楽しく参加しよう... の続きを読む
4月から10月がシーズンで、冬はクルーズには向かない。地中海は大きく2つに分けられる。西地中海はイタリアのシチリア島、コルシカ島、フランスのカンヌ、ニース、マルセイユ、モナコなどがある。スペインではバルセロナ、バレンシア。アルジェリアのアルジェ、チュニジアのチュニスなど範囲は非常に広く、見るところも多い。東地中海は、ギリシアのエーゲ海、イタリアの東のアドリア海が中心で、ベニス、サントリーニ島、ミコ
エーゲ海クルーズのメリット... の続きを読む
変幻極まりないトロピカル航路が姿を消しだのが、二〇〇八年六月である。会社更生計画の変更を債権者に申し入れていた有村産業の関係人集会が那覇地裁で開かれ、再建計画の変更計画案が賛成少数で否決された。これで事実上、有村産業の破産が確実になった。取引のある石油会社は変更案が否決されたことなどを受け、現金決済のみを燃料供給の絶対条件として有村産業に通達。有村産業によると、航路を一巡するために必要な燃料費は二
運行のプランは浮上するも再開のめどは立っていない... の続きを読む
朝日新聞社が二〇〇五年一二月に実施した国民意識調査によると、「あなたの趣味は何ですか?」という問いに最も多かった答えが、第二位を大きく引き離して、「旅行・ドライブ」であった。男女とも一位、しかも三〇代以上の全年代でトップという人気度である。経済的、時間的な理由で実際にはほとんど出かけていないけれど、金と暇が許せば出かけたいという人も含めれば、旅行が大嫌いという人を探すのはかなりむつかしいというのが
あくまで「マイブーム」として見つめたい... の続きを読む
通りすがりの旅行者としても実に味わい深い航路である。夏にフェリーで大間に行ってみよう。岸壁に船が近づくと、大漁旗を振り「よぐ来たの〜」というかけ声をあげる人たちが目に入るはずだ。これは大間町の町おこしメンバー「あおぞら組」を中心とした町民の歓迎のシルシなのだ。大間を去るときも「へばの〜、まだの〜」のかけ声で見送ってくれる。日本のメインアイランドを結ぶフェリーの中でも、もっとも印象的な体験をすること
フェリー航路は失くしてはならない「命をつなぐ海道」... の続きを読む
海外現地での域内旅行に便利なものとして、ヨーロッパでは鉄道の「ユーレルパス」(期間内であれば鉄道が乗り放題)や、アメリカ国内でバスを使用した「グレイハウンドパス」が有名だが、長期休暇のとりにくい勤め人には、時間がもったいない。そんなときに効率的に使えて便利なのは、飛行機を使ったクーポン券による“エアバス”だ。海外からの観光客を優遇するために、域外の乗客に国際航空券の提示で販売されている。たとえば、
現地での航空旅行はクーポン式パスがおトク... の続きを読む
地図からはMGロードまでの距離感がわからなかった。「ここまでが1キロだから、歩いて行けるんじゃない」「いや、この地図、だいぶいい加減だよ」「インドたしな」「いや、ここはバンガロールだよ」歩いて行こう……などという言葉が口をついて出たのは、この街の気候がことのほか心地よかったからだ。赤道に近いシンガポールの空気は熱帯のそれで、ときどきスコールに洗われる街は、熱い空気と湿気につつまれていた。そこからバ
ことのほか心地よかった街の気候... の続きを読む
二〇〇三年、この謎に迫る新発見がエル・ハズネであった。考古学者の調査で地下に未知の空間が見つかったのだ。地下への階段が導くのは、上部の荘厳さとはうって変わり、天井が低く装飾のない、小さな地下空間。この部屋で人骨が見つかった。○が張り出し、やや上向きの○を持つ頭蓋骨。DN農鑑定などを通じ、都市を築いたのは周辺の砂漠に暮らしたナバテア人という遊牧民族であることが判明した。ナバテア人は砂漠で遊牧生活を続
ナバテア人はなぜ、岩間に定住し都市を構えたのか?... の続きを読む
彼は、その種の動揺が顔に出ないタイプらしく、一見、旅慣れた日本人のようにも映る。だが、外国人からなんとか金をせしめようとするプロたちは、たちどころに、その表情のなかの若さを見抜いてしまうものらしい。目つきが少し危うい小学生ほどのふたり連れとすれ違った。ふと、ふり返ると、彼らのひとりがT君に抱きついていた。慌ててその少年をひきはがした。抱きつきスリの少年たちだった。幸い、被害はなかったが、T君は、彼
勘だけは鋭くなる... の続きを読む
最近の資料館、入館料が高いのは、設備に投資し過ぎるせいではないだろうか。残された資料にこそ価値を見出すのであって、立派過ぎる建物や、CGを駆使した見せ物、「再現」と称する作り物に、一体どれほどの価値があるのだろうか。この「晩翠草堂」をお手本にして、あちこちに同じような施設が出来れば、旅人には嬉しい限りだ。仙合以外ではあまり知られていない施設。晩翠と言えば、校歌の作詞でも知られ、晩翠の校歌で育った人
資料館、入館料が高い... の続きを読む
僕がこの日、何故仙台へ行こうと思ったのか、今もって分からずに居る。元々がこの次の日、東京で仕事があり、その前日の予定が全く入っておらず、何気なしに、ふと仙台という地名が頭に浮かんだまでのこと。ならば、そうそうあの鮨屋に一度行ってみよう、となった。そんな、ふとした思い付きからの、ひとり旅。ひとり旅は決して「ひとり」ばかりではなく、出会いも又ある。いや、ひとり旅だからこその出会いだってある。三十数年振
何故仙台へ行こうと思ったのか... の続きを読む
一番安く上げるなら長距離バスに限る。今や殆どのバス会社が長距離バスを運行しているので、大抵の目的地まで行ける。何より安いのが魅力だ。だがしかし、長距離バスの一番の難点は、閉塞感にある。確かに座席などは、かなりゆったりと作られていて、新幹線などと比べても遜色は無い。だが、ずっと座ったまま、というのが、齢五〇を過ぎると、かなりの苦痛になってくる。同じ長距離移動でも、電車なら、うろうろ歩き回ることが出来
長距離バスは若者向き... の続きを読む
地方のホテルに限った話で、東京のホテルの場合は、大きくニュアンスが異なる。東京、そこはやはりハレの場である。華やかな大都会に泊まろうとして、先のような条件に合致するホテルだと、いかにも佗しい。六本木、銀座、そんな街で遊んだ後、狭いビジネスホテルに帰って来だのでは、シンデレラじゃないが、夢が一瞬にして醒めてしまう。東京のホテルを選ぶ時だけは、「新しい」、「高層の」を二大条件にしている。食事の後、バー
東京のホテル選びは「新しい」「高層の」を念頭に... の続きを読む
時差ボケとは、飛行機のスピードと時間の流れに体内時計がついていけず、体調が崩れてしまうこと。頭痛・めまい・イライラ・ボーッとする・食欲不振・等、最悪な状態になることもあります。そこで、海外旅行の出だしでつまずかないコツを教えます。【1】時計の針は飛行機に乗った時に現地時刻に合わせましょう。機内食は現地時刻に合わせて出てくることが多いです。【2】アイマスクをして光を防ぐと大丈夫かも!?【3】可能なら
時差ボケ撃退!海外旅行を快適に!... の続きを読む
家族で旅行に行くときに、いつも問題になるのが、スーツケースです。大きなトランク型のスーツケースがあって、それにみんなの荷物を詰め込んだらいいと、母は言うのですが、私は自分の服などを、お兄ちゃんのくさい靴や下着(たとえ洗ってあったとしても)と一緒に入れられるのはもってのほかなんです。毎年の家族旅行はうちの恒例行事だし、スーツケースはお父さんかお兄ちゃんが運んでくれるから、私とお母さんは楽に歩けるので
家族旅行でのスーツケース問題... の続きを読む
サンフランシスコからレンタカーで北上すること1時間、いつしか一面のぶどう畑が広がっていた。ここが全米一のワイン生産量を誇るナパバレー、ソノマバレーである。ナパとソノマ、隣接する二つの谷を合わせると醸造所だけでも400を数え、その生産量はカリフォルニアワインの実に90%を占めるというから驚きだ。このワイン街道を走る列車がある。その名は、「ナパバレー・ワインートレイン」。なんとも美味そうな列車名ではな
サンフランシスコからレンタカーで北上... の続きを読む
10時47分、西安を発車。ここ西安から先が、いわゆる“シルクロード″である。ペシヤワール、カブールへと至る、いにしえの絹の道に沿って、列車はひたすら西をめざすのである。「カップラーメン食べません?」N君であった。西安駅に停車中、プラットホームで仕入れてきたのだそうだ。見ればどこかで見覚えのあるカップを2つ手にしている。その名は「康師伝」。昨目、上海の駅で私の手から去っていったのと同じものであった。
おいしいカップラーメン... の続きを読む
日本にはチップという習慣がない。タクシーに乗っても、請求された通り支払えばよいし、レストランに行っても勘定書が出てきたら、その通りに支払えばよい。チップはいくら払えばよいだろうか、と大の男が思いわずらう必要などないのである。ところが、一歩、外国へ出ると、早速にもチップのことで頭が痛くなる。国によっては赤帽でもちゃんと金額をいっておつりをくれるところがあるが、ふんだくれるだけふんだくってやれとばかり
日本にはチップという習慣がない... の続きを読む
イギリスはロースト・ビーフの国といわれているが、ビーフそのものが味も素っ気もない上に、一緒に同じ皿に載って出てくるヨークシャー・プディングに至っては、あれが食べ物かと首をかしげたくなるほどまずい。何しろイギリス人は毎日、三度三度トマト・スープを出されても文句をいわない国民である。「だから、ロンドンに行ったら、高級レストランに行って食事をするな。どんなに高いお金を払っても、安レストランと味は同じなの
イギリスはロースト・ビーフの国... の続きを読む
カルルス泉はミネラル水として世界でも有名である。硫化水素、重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、その他カルシウム、マグネシウム、リチウム、鉄、マンガンが含まれ、更に微量の亜鉛、銅、アルミニウム、ラドンなどが含まれている。北海道の「カルルス温泉」はこの泉質と似ているので、この名がつけられたのである。この温泉は消化器系に有効な泉質で、源泉は七二℃、一〇メートルの高さに自噴している間歌泉を中心に一ヵ所、一秒
利用者数の一〇パーセントは外国人... の続きを読む
どうせならオートバイの機動力を生かして原子力発電所関係の施設のある場所を訪れてみましょう。下北半島の太平洋側、六ヶ所村でしたか、なにやら施設をつくっているでしょう。なるほど、ゴミ捨て場はこういうところにつくるのか、と納得できますよ。関係ありませんが、尻屋崎で立ち小便をしたら、強風で小便が舞いあがり、自分の顔を汚したことがあります。東北には日本人の奥底に流れている血を刺激するなにかがあります。出羽三
原発施設と日本人の血を刺激する地について... の続きを読む
カラスは野宿の大敵です。いたずらばかりします。岩手県の竜泉洞近くで野宿したときのことです。なんとカラスがその日の夕食の入ったスーパーの袋を引きずって持ち去ろうとしているではありませんか。ある程度重さがあって、飛ぶことができずに、地面をテンテンと後ずさっていくわけです。あわてて追いかけたら、袋のなかのポテトチップスだけを盗みやがった。で、ポテトチップスをくわえて舞いあがり、あろうことか俺の頭の上にポ
カラスは野宿の大敵... の続きを読む
タイガにさえぎられはっきりとしない。5分経ち、10分経っても依然としてタイガは執拗に続く。「早く、見たい!」こう口に出した瞬間、突然、視界が開けた。「バイカルだ!」目の前に、青々とした湖水が何ものにもさえぎられることなく広がり、清澄な水を満々とたたえている。さすがに大きい。よい天気でありながら、対岸はあたかも蜃気楼を見るかのように、判然としないほどだ。と同時に、車内が急に騒々しくなる。バイカルが見
美しく神秘的な姿を堪能... の続きを読む
内房線の快速電車に乗って木更津へ向かう。木更津駅のホームに降り立つと、目の前に木更津の小さな車両基地がある。もっぱら久留里線のディーゼルカーのねぐらとなっていて、何台かのディーゼルカーが出番まで休んでいる。その中に、二両の旧国鉄カラーのキハ30がいた。オリジナル塗装に戻ったのは三両だから、もう一両は久留里線のどこかを走っているようだ。とりあえず、その一両に会いに、普通の塗装の車両で編成された二両編
木更津の車両基地で旧国鉄カラーのキハ30に遭遇... の続きを読む
時代は、まだ寝台特急の全盛期で、乗った「富士」は18時00分の東京発車時点から、ほぼ席が埋まっていたのを覚えている。個室などはない時代だ。あてがわれた開放式B寝台の区画は、新婚旅行カップル、ビジネスマン風の男、大学生風の男、大きな荷物を抱えたおばさん、そして中学生の私といった珍妙な取り合わせの六人世帯、このメンバーは翌日の昼に到達する大分のさらに先まで、ずっと一緒であった。古き良き時代の汽車旅の思
寝台特急の全盛期... の続きを読む
明治期に旧幕臣らの開墾によって大茶園が形成された台地のほとりを、列車はほんとうにゆっくりとしたスピードで走っている。前を走る普通列車が各駅に停車し、通勤・通学客を拾いながら進んでいるのだから、まあ、やむを得ない。掲色の刈田と茶畑の深緑色が斑になった丘陵地帯を抜け、立ち上る水蒸気に稜線も途切れ途切れな山々を遠望しながら人井川を渡って、遠江から駿河に入れば、通る駅のホームは県庁所在地の静岡市へ向かうと
県庁所在地の静岡市へ向かう... の続きを読む
こたつ列車は、三陸鉄道北リアス線の久慈〜宮古間で運転される。久慈は、東北新幹線の八戸駅からJR八戸線で一時間四八分。遠いところだ。幸い「うみねこ」というゆったりした座席の普通列車が「こたつ列車」に接続するので、のんびり太平洋の雄大な眺めを車窓から楽しみながら久慈に向かうことができる。乗換え時間はたっぷりある。久慈駅の「こたつ列車」受付カウンターで、予約しておいた指定券を受け取る。お弁当も同時に予約
「こたつ列車」に乗ってみる... の続きを読む
ケースによって対応が変わってくる。まず航空会社側に遅延の責任がない場合。対応は、格安エアライン各社の規約によって定められている。予約時に出てくる「利用規約」にも書かれている。悪天候や空港管制の遅れ、ストライキなどの理由で遅れた場合は、その後の乗り継ぎ便の補償や払い戻しなどはされない。これは既存航空会社も同様だ。では、機材のトラブルなど航空会社側に責任がある場合はどうなのか?これも会社によって独自の
ハプニングが起きた場合の対応は?... の続きを読む